「偶然」と「必然」。
私の写真は、どうやらこのふたつを合わせ持っているらしい。

「偶然」とは、
縦横無尽無数の光の粒が、カメラの時間軸によって切り取られた現象の無意識的な羅列である。

「必然」とは、
その現象の羅列から、何を選ぶのか何を捨てるのか、それが的を得ているにしろそうでないにしろ、まるで部分と全体を繋ごうとするかのような意識的な選択行為の結果である。